ASD・ADHDの不調をアロマテラピーで整える

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オレンジやレモンなどのフレッシュな香りで、気分が晴れやかになったことはありませんか?

この記事では、アロマオイルをどのような場面で使ってきたのか?など、アロマテラピーで情緒を整えてきた活動などをお伝えしたいと思います。

アロマテラピーで出来ること
  • ケアで情緒を整えることができる
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きっかけは精神科の薬

軽度知的障害、ASD傾向の娘が中学生の時に、初めて精神科の薬を処方されました。当時は医師の言葉に疑いもなく「この子の症状が改善するならば」と薬を飲むことに。

しかし、学校でトラブルが起きた時、薬に対する大きな不信感が残りました。

その経験から薬をなるべく使わない生活を目指し、様々な情報の中からアロマテラピー(精油を使った自然療法)に繋がってゆきました。


アロマのメリット

アロマのメリットは、なんといっても瞬時に気分を変えられること。植物からの天然素材、そして家庭で気軽に取り組めるというところです。お家ケアに最良です。

嗅覚は大脳皮質を経由せず、ダイレクトに大脳辺緑系に作用して、直接身体調整に関わります

アロマテラピー辞典 岩井ますみ著P23

娘が思春期によく取り入れた精油は、スイート・マジョラム+ラベンダーのブレンド。そして使用方法はアロマディフューザーと携帯できるアロマスプレーでした。

特にアロマスプレーは、軽度知的障がいのある人でも使いやすく断然オススメです。

アロマテラピーを選んだ理由
  • 瞬時に気分を変えられる
  • 精油が植物から抽出された天然素材
  • 気軽に取り組める

アロマは心地よさを引きだす

代表を務める親の会では、アロマトリートメントハンドマッサージを5年ほど定期的に行ってきました。アロマトリートメントハンドマッサージはとても評判がよく、リラックス効果が得られた、思春期の子どもとのコミュニケーションに役立ったなどの感想も頂きました。

2013/沖縄高等特別支援学校
2013/8月沖縄高等特別支援学校寄宿舎アロマスプレー作り


また、特別支援学校でワークショップを開催した際、アロマ効果をすぐに感じたのは寄宿舎の先生方でした。ワークショップ後のプログラムで、子どもたちが穏やかで、落ち着いて取り組めていたと話していたのがとても印象的でした。

当初は、お母さんのケアとして始めたアロマワークでしたが、思春期のお子さんへのアプローチも効果的だったことで、日常的に精油を利用するご家庭が増えました。心を落ち着かせたい時、疲れている時などのリラックスタイムとして利用される方が大半。

アロマテラピーは心を落ち着かせるアイテムとして効果がある、と親の会では情報として提供しています。

イライラさんの暴言をストップさせる

季節の移り変わりは、暴言、暴力の相談が多くなる時期です。(ASD・ADHDのみなさんの身体に着目すると原因もなんとなくみえてきます)

そんな時、おススメなのがアロマスプレーです。

先日も、ヒートアップした方にアロマスプレーを使ったら、情緒を整えることができたという報告もありました。日々の生活に上手く取り入れるとイライラ、暴言をストップできそうですよ。

どんな時にアロマを利用していますか?(会員アンケート)
  • イライラ感が強い時に使う・・・スイートマジョラム+ラベンダー
  • 朝の目覚めに使う・・・グレープフルーツ+ペパーミント+ローズマリー
  • 落ち込んだ時に使う・・・ベルガモット+ローズウッド

アロマと親の会

親の会で取り組みを始めた頃、「科学的でないものを利用するのはどうか?」というご意見を頂きました。もちろん、警戒する親御さんの心情は理解できましたので、「オススメはしますが、選ぶのは皆さんの自由です」とお伝えしてきました。

取り組みから13年を経過した今では、障害、介護福祉に限らず、更年期、PMS症状などの緩和ケアとしても女性の方に気軽に取り入れられるようになっています。

注意事項を守って使用すれば、アロマテラピーは日常のケアに役立つアイテムです。
情報を正しく知って、ぜひ、ご利用ください。