【お金管理】知的障害のある人もお金のやりくりできますか?

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軽度知的障害のある人は、お金のやりくりができると思いますか~?とネット上に質問を投げかけたところ、できるでしょう?との反応を頂きました。(2021/3月)

えっ?できる????

ちょっ、ちょっと待ってください。

お金を使って買い物ができることと、お金をやりくりすることは違うはず、、、、。

…なので考えました。

お金のやりくりって一体、何でしょう?

皆さんはどう思いますか~?

この記事では、お金のやりくりを踏まえた上で、記事を再構成しました。(2022/2月)この記事に巡り合った皆さまと一緒に、お金のやりくりについて考えてみたいと思います。


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お金のやりくりとは?

お金のやりくりとは一体、何でしょうか?
消費者庁のサイトから引用します。

かねのやりくりとは

収入しゅうにゅうはたらいてるおかねなど)と支出ししゅつ買物かいものなどで支払しはらうおかね)を管理かんりすることです。

消費者庁「特別支援学校(高等部)向け消費者教育用教材」

お金のやりくり=お金管理のこと。
皆さん、どうでしょうか?

軽度知的障害のある人の金銭トラブルの話

娘が特別支援学校在学中に「お金を使えるようになっている人はいますか?」と特別支援学校の先生方に聞いたことがあります。

「どうですかね~?」という感じ。

「人によるんじゃないですか~?」(←もっともなご意見ですが…)

ふくみを持たせた意見ばかりで当時はモヤモヤ感でいっぱいでした。

でも、これも「仕方がなかったのだなー」と理解できます。

それは当時、知的障害のある人のお金に関する情報が無かったからです。※消費者庁(2009年設立)は把握し始めたようですが

また、高等特別支援学校周辺でよく耳にした卒業後のお金にまつわるトラブル。

消費者金融からの多額の借金や悪い仲間からの詐欺行為など、男女差なく軽度知的障害のある人のお金については本当によく聞かれてきました。

ただ、在学中は親も就労へ注目がいくので、我が子に起こりがちな課題を見逃してしまう傾向にあるようです。

では、軽度知的障害のある人のお金管理は一体どこまで望めば良いのでしょうか?目安になるものはあるのでしょうか?


軽度知的障害のある人に、どこまでの管理を望むか

消費者庁は、2018年に障害者の消費者トラブル実態調査を行っています。

そして2020年(令和2)6月、障がい者の消費行動と消費者トラブル 啓発出前講座実践事例集を公表。事例集では、障害種別でトラブル内容、解説やアドバイスも掲載されています。

また、消費者庁のサイトで高齢者と障害者が、別のデータで扱われていることも1つポイントです。

上記データから分かること。

それは、認知機能(物事を正しく理解・判断し、適切に実行するための機能)に困難さがあると、どうしてもトラブルに巻き込まれやすいということ。

また、主となる消費トラブルが、携帯電話販売店での契約、スマホゲーム課金、サービス複数契約、SNSであることも、データとして上がっています。

中軽度知的障害のある人のご家族は、ぜひ参考にされてください。

まとめ

では、簡単にまとめてみます。

知的障害⇒文字や言葉のやり取りに不利な面がある

  • お金のやりくり=「お金管理」
  • 軽度知的障害のある人のお金のやりくりは、小口管理に限って可能
  • 軽度知的障害のある人は消費トラブルに遭いやすい
  • 軽度知的障害のある人のお金管理は任せっきりにしない⇒高リスク、大きな負担がある

消費者庁の実態調査からは、軽度知的障害のある人のやりくり(お金管理)は、まかせっきりにしないということがハッキリしています。

例え上手に使えたとしても、お金管理を本人にまかせっきりにするのはリスクを伴い、本人に大きな負担を背負わせてしまうようです。

企業というのは、どうやって個人に消費させるか?(言い換えれば、どう売上を伸ばすか?)に焦点を置くため、文字や言葉のやり取りに困難さを持つ軽度知的障害のある人にとっては、不利な面があるようです。

一方、日々のお金に関しては、計画さえ立てればやりくり(お金管理)することは可能です。ご本人の給料(及び年金)を目安に、ご家庭で取り組んで頂ければと思います。

補足:知的障害、発達障害のある人の見てわかる社会生活ガイド集という本(公益財団法人明治安田こころの健康財団)があります。この本にはトラブルに至った事例と解決法が掲載されていますので高等学校を卒業するまでに読まれておく事をおススメします。


おさるくん
おさるくん

5年間、我が家で試してみたお金管理編です。ぜひ!!