【お金管理】知的障害のある人もお金のやりくりできますか?

スポンサーリンク

消費者金融からの多額の借金や悪い仲間からの詐欺行為など、知的障害のある人のお金にまつわるトラブルは、生活の身近なところも含め保護者の悩みとしてよく聞かれてきました。

ところで皆さんは、知的障害のある人もお金のやりくりができると思いますか~?

この記事は、知的障害のある人のお金のやりくりについて考え、お伝えします。

スポンサーリンク

お金のやりくりとは?

お金のやりくりとは一体、何でしょうか?

お金のやりくり=お金管理(消費者庁)のことです。
この記事では、消費者庁のサイトを元にお金のやりくりについて考えます。

かねのやりくりとは

収入しゅうにゅうはたらいてるおかねなど)と支出ししゅつ買物かいものなどで支払しはらうおかね)を管理かんりすることです。

消費者庁「特別支援学校(高等部)向け消費者教育用教材」

金銭トラブルの話

トラブルに遭ってもなかなか相談しない知的障害のある人たち。

特に、軽度知的障害のある人のお金にまつわるトラブルは、生活の身近なトラブルや詐欺に加担してまうなどの事件まで、本当にあっという間に巻き込まれてしまったものが大半です。

なので、特別支援学校や福祉事業所もトラブル防止策として、相談しようというキャッチフレーズを用い、注意喚起を促してはいますが、お金のトラブルは年々巧妙で深刻になっています。

在学中は就労へ注目がいくので、我が子に起こりがちな課題を見逃してしまう家庭も多いようです。

では、軽度の知的障害のある人のお金管理は一体どこまで望めば良いのでしょうか?目安になるものはあるのでしょうか?


どこまでの管理を望むか?

消費者庁は、2018年に障害者の消費者トラブル実態調査を行っています。

2020年(令和2)6月、障がい者の消費行動と消費者トラブル 啓発出前講座実践事例集を公表し、事例集では、障害種別でトラブルの内容、解説やアドバイスも掲載されています。

消費トラブルは以下の通りです。

  • 携帯電話販売店での契約
  • スマホゲーム課金
  • サービス複数契約
  • SNS

「どこまでの管理を望むか?」を考えた時、知的障害のある人の特性を最優先で考えることが大事です。知的障害のある人は、認知(物事を正しく理解・判断し、適切に実行する)に困難さがあります。そのため、生活の身近な金銭トラブルに巻き込まれやすいのです。(認知症高齢者も同様)

中・軽度知的障害のある人のご家族は、ぜひ、高齢者・障がい者の消費者トラブル見守りガイドブックを一度、ご確認ください。


お金のやりくりはお財布管理が9割!

さて、母娘で5年間、お金管理に挑戦してみました。すると、いろんな事が分かりましたのでお伝えします。我が家のお金のやりくりは、お財布管理が9割。諦めずに挑戦するとコツも分かってきましたよ。

  • お金の収支、管理を本人と話し合う
  • お金管理は財布管理に絞る
  • お金の使い方は情緒と紐づいている

お金を上手に使うには、障害のある本人の実体験を作ることが大事なのかもしれません。すぐに実らなくても種をまけば芽吹いてくるのだなーと最近、つくづく思います。時間はかかりますが、無駄じゃないですよ~。

おさるくん
おさるくん

5年間、我が家で試してみたお金管理の挑戦記録です。ぜひ!!

まとめ

では、簡単にまとめてみます。

知的障害⇒文字や言葉のやり取りに不利な面がある

  • お金のやりくり=「お金管理」
  • 知的障害のある人のお金のやりくりは、お財布の管理に限って可能
  • 知的障害のある人は消費トラブルに遭いやすい
  • 知的障害のある人のお金管理は任せっきりにしない⇒高リスク、負担

消費者庁の実態調査からは、知的障害のある人のやりくり(お金管理)を本人に任せっきりにすることはリスクを伴うことが分かっています。

ご本人に大きな負担を背負わせてしまうことがあるので慎重に。

一方、日々のお金に関しては、計画さえ立てればやりくり(お金管理)することは可能です。ご本人の給料(及び年金)を目安に、ご家庭で取り組んで頂ければと思います。

企業は、どうやって個人に消費させるか?(どう売上を伸ばすか?)に焦点を置くため、知的障害のある人にとっては、不利な面があるようです。

知的障害、発達障害のある人の見てわかる社会生活ガイド集という本(公益財団法人明治安田こころの健康財団)があります。この本にはトラブルに至った事例と解決法が掲載されていますので、高等学校を卒業するまでに読まれておく事をおススメします。